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第48回 『All Days Music』の章

2005.12.24 (土)

【モノクロの追憶がカラーに】…これは11月に豊橋で行われた同窓会ライブの出演者だけに配られるDVDの、オープニング字幕用に書きおろしたコメントの冒頭部。
 

あの日ステージで昔の仲間達と一緒にプレーした時、四半世紀と云う時間の経過の中で、すっかり風化していたはずの記憶と風景が、瞬時にそして鮮やかに蘇った。
 

その蘇って来た記憶と、打ち上げ時に仲間から聞いた数々の話から、自分が携わっていたバンド関係の曖昧になっていた記憶の図式がはっきりとして来た(下記参照)。中には、「それって俺じゃね~だろ?」的なかなり面白いエピソードもあったので、それはまたいずれ…。それにしても人間の記憶の何といい加減な事(下記参照)。っつーか俺だけ?
 

1)中3の夏休みの自由研究?!で「ROCK」をテーマに取り上げ、同級生がやっていたバンドに参加させて貰い、地元公民館で自主コンサートをやって盛り上がった『Rock Crystal』。
 
2)その後高校受験の前に「レインボー」の曲をコピーして、たった2回スタジオに入っただけのバンド『えっ陰謀?!』。
 
3)11月のライブでもやった『豊川どふざけキッズ』。
 
4)楽器屋の石田さんと組んだ3ピースのロック・バンド『石田バンド』(横文字のバンド名があった様な気もするが…)。
 
5)短い期間だったが、ロックとオリジナル曲をやっていた、あの日も風邪をおして出演してくれた山本栄一郎君がいたバンド『…』(名前忘れた…)。
 
6)俺の最も旧い友人小林くん、俺の運命を大きく変えたベーシスト清水さんと始めたフュージョン・バンド『Moon Light Cocktail』。
 
7)コンテストで「ベスト・ドラマー賞」を取りたいが為に、親友の土屋さん、そして友人のバンドに在籍して居た鳥林君等と無理矢理結成したバンド、『わたしのはピンク』。
 
8)先日のライブでもやった、豊橋の伝説のバンド『South Wind Section』。
 
9)サウスのベーシスト松浦さんがやっていた、超高校級スーパー・テクニカル・フュージョン・バンド『!』。
 
10)後輩に頼まれて洒落でやっていた「ラウドネス」のコピーバンド、『ラウドです』。
 
11)80年代ジャパ・メタ・シーンに殴り込みをかけるつもりでやっていたバンド『One Night Stand』。
 
12)U.Kはじめプログレ的なモノをやろうとしていたバンド『…』(名前は決まってなかったはず)。
 
13)日本の「ジミ・ヘン」と呼ばれる中野重夫さんの率いる『中野 Brothers』(現・SIGEO ROLL OVER)。
 
14)ヤマハのポプコンのエントリー曲をレコーディングしたりするオーケストラ。名前は忘れた。
 
15)3か所の教室&1個人宅レッスンのドラム講師
 

よくよく聞くと他にも幾つかのバンドから誘いを受けていたらしいのだが、それにしてもアマチュア時代の約3年の間で、よくもまぁこんなに多くの活動をしてたもんだな…と我ながらびっくり。ところで小森少年は果たしてちゃんと学校に行ってたのだろうか???
 
これらのバンドの多くは同級生では無く、ほとんどが高校の先輩や大学生、セミ・プロの方々とやっていたと云うのがポイントだろうな。やはり自分より上の人達と関わる事で、音楽は勿論の事、酒、料理、文学、恋愛…後々為になる多くの事を学ばせて貰った様な気がする。
 

さて、俺は幼い頃から転校を繰り返す状況にいた事から生じた色んな葛藤の中で、いつしか人と離れる事に慣れてしまい、それまで幾度となく繰り返された友人達との別れの辛さの反動からか、子供の頃から人と深く付き合う事をあえて避けて来た。上京が決まった時も、「豊橋もそれまで同様、自分が一時期過ごした事のあるただの街」…と云う風に自分の中で片付けて、本当にごくごく少数の人にだけしか知らせず、突然豊橋から姿を消したのだ。
 

が、あれから21年…今回豊橋でみんなに逢った事で、あの頃自分の中に存在していた感情や判断が間違いであった事に、今更ながら気づいた。ある種の不義理をしたとも云える自分に対し、とにかくみんなあったかくて、優しくて、何より愛があった。これには本当に参った。ヤバかった。
 

自分が人生で一番多感な時期を過ごした街、その時期に出会った仲間、そして愛する音楽…消そうとしたって消える様な代物じゃないし、むしろ絶対に消してはならない。
 

今の自分があるのは間違いなくこの時期に出会ったみんなのおかげだし、実際あの頃に知る事の出来た、音楽を演奏する事でしか得られない歓びや愉しみといったものを、職業にした今も変わらず追い続けているだけなのかもしれないし…。俺はいい仲間に恵まれた事をホントに幸せに思う。
 

All Days Music…この色褪せる事のない絆を心から大切にして生きて行きたい!
 

 
2005.12.24(Sat)

メリークリスマス♪

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