すっかり朝晩が冷え込んできた。もうちょっとしたら天敵「冬将軍」の野郎がやって来やがる。それと同時に、毎朝布団を出る出ないと云う葛藤から生じる、面倒な「戦」の毎日が始まる。そんな季節ゆえ、本来自分にとっては非常に苦悩を伴う時期のはずなのに、地球壊滅カウントダウンの影響による夏の暑さの余波なのか、現代における晩秋のこの感じは、下手すると春先以上に心地良く感じたりする事がある(ここ41年の当者比)。が、北海道では初雪も記録されたし、あっ!と云う間に戦闘モードに入らなければならなくなる。今年も残り50日をきったし…ホント早いよなぁ。
さて、最近ふと気付いた事なんだけど、ここんとこ民放の番組を観る機会がすっかり減って来ている。と云うより、今までは殆ど観る事のなかった某国営放送を面白く感じる様になってしまったのだ。この事を知人に話したら、「それって齢のせいなんじゃん?」と云われてムッとしていたのだが、それを立証するかの様な出来事があった。先日ベーシストの池田達也君と呑んでいる時に、たまたまテレビ番組の話になった時、いきなり彼が、「いやぁ、最近なんだか民放観てると疲れるから、国営放送しか観なくなっちゃってさぁ…」という言葉を口にしたのだ。「やっぱり?」と盛り上がって呑んでいた二人は同い歳…。
その某国営放送の番組に関してだが、昔はそれほど興味を持つ番組も少なく、どちらかと云うと滋味~な印象を感じていた様な気がするのだが、逆に最近は無駄なテンションで誇張したり、取り上げるテーマが似通ってたりヤラセだったりする他局よりも観ていてよっぽど面白いし、何より今の自分にしっくり来る。でも、この「しっくり」がくせものなんだよなぁ…。
この調子で行ったら、ひょっとすると近い将来「演歌」を愛聴してたりする自分がいたりするのだろうか?…なんて事を想像してたらちょっと気が滅入ってきたっす。決して演歌が嫌いな訳ではないんだけど、願わくば演歌が似合わないまま生きていけたらいいな、なんて思う。「ROCKな爺」…そんな人間に、ワタシハナリタイ!!
話は変わるが、先月やった劇団『キャラメル・ボックス』の20周年イベントの仕事は愉しかった。数多いキャラメルボックスのサントラからの曲を再現すると云うもので、それに携わっている一部のアーティスト達で、内容も出演者も異なる3ステージの公演を行ったのだが、どのアーティストも素晴らしく新たな感動があった。ただ今回バックを務めた「キャラメル・バックス」(清水一雄さん、難波弘之さん、白船睦洋さんと俺)は、曲数も多くバラエティに富んでいたので、それなりに大変ではあったけど…。
でも、金子マリさんと共演させてもらったり、石田ショーキチ君と云う、かなり【小森心】をグッ!と掴んだアーティストや、生沢佑一さんと云うすんげ~カッコいいボーカリストと一緒にロックしたりと、とてもテンコ盛りで充実したステージだったし、何よりあの劇団のプロデューサーの加藤昌史さん(ちなみに元ドラマー)の、音楽への愛情とリスペクトが滲み出た、素晴らしいイベントだった。ちなみにこのステージの模様の一部は、CSでO.Aされるみたいです!
さっ、今週末はいよいよ豊橋。そしてそれが終わったら、”KENSO”のニュー・アルバムのレコーディングの続きへと突入。今回録るのは清水さんの新曲2曲&三枝君の曲。毎度の事だが、KENSOの作品の根底に秘められているパワーとスケールの大きさと深さには、本当に驚かされるし、感慨深ささえ憶える。今回もその素晴らしい作品達に、強くて大きな魂を宿す様なアプローチで、繊細かつ大胆に挑まなければ…。
さぁ、これから年末にかけてエンジン全開だ。頭も身体も心も肝臓もフル回転…頑張るぞっ!!!
2005.11.15 天使の歌声は永遠に…。