梅雨のウザ~い天候とは裏腹に、ここんとこの阪神タイガースの絶好調っぷりが何だか妙に清々しい。(ちなみに俺は現役の頃から星野仙一さんのファンだ)。やっぱ巨人以外に勢いのある球団がないとセ・リーグそのものが盛り上がんないし、なんと云ってもタイガースが優勝した暁には、関西地方を中心にかなりの経済効果が見込まれるらしいので、こりゃ今の日本の為にも阪神とダイエー(子供の頃から王貞治さんのファンなのだ。余談だがPfの榊原大はめちゃめちゃ千葉ロッテ・マリーンズを愛する男である)の日本シリーズじゃなきゃ駄目でしょう!、と言い切る巨人ファンな俺…まぁ微妙である。
さて、先日正式デビュー前お披露目ギグ(ROCKバンドだからライブでは無いのサ!)を辛うじて何とか無事?に遂行した”INCREASE”であるが、俺は勿論の事、あの石黒彰氏、永井敏己氏と云うツワモノをぐったりさせてしまう程、とてつもなく濃いと云うかクドイと云うか、ある意味めちゃくちゃ自虐的なライブになった事をここに報告しておこう。
実は今回、このライブに向けて石黒邸にて、3人で士気を高めよう!と云う事で、コラボと云う形で”INCREASE”の為の曲を書いていたのだが、諸事情によりあと一歩のところでライブで演奏するまでには至らなかった。
実はドラム的にはこの曲が一番難しかったので、結果的に今回はやらなくて良かったのかもしれないが、それにしてもめちゃくちゃ珍しく必死に練習なんかしちゃったもんだから、チャレンジ・スピリッツ旺盛な俺的にはちょっと残念だった。
何はともあれ、大体このメンツにして2度もリハーサルをやったにも関わらず(通常こういうライブではリハは当日、もしくは1度と云うのが当たり前)、当日のリハーサル後にみんなぐったりしているって云う選曲(っつーか曲自体?)ってのが既に駄目である。(ちなみにこの時のぐったりっぷりは石黒彰氏のHPをご覧になると見れるらしい…)。まぁ選曲した場所からして、飲み屋っつーのがヤバイよなっ…(笑)。
さて、1stセットは正直かなり???な演奏になってしまった。敗因のひとつとして、当日のリハの最中に何故かおもむろにドラム椅子をいつもより30cm近くも高めにセッティングした事が、全く功を奏さなかった点が挙げられる。慣れない事はするもんじゃない…。
中でも”HAPPY THE MAN”と云うプログレ・バンド(俺は今回初めて知った)のカバー曲の”SERVICE WITH A SMILE”と云う綺麗な旋律の11/8拍子の曲には手こずった。その昔”SENCE OF WONDER”在籍時には同じ11/8拍子の『空中の音楽』と云う曲を散々叩きまくっていたし、たかだか11拍子ごときさほど難しくはないのだが…。おそらく元曲には無い複雑なアプローチを意識し過ぎたのが裏目に出たんだろうな。慣れた事もするもんじゃない。
この後も微妙な演奏事故が多々あり(ホント今後は安全運転を心がけなきゃだよ…)、1stセット最後に待ち受けていたのは、一部のファンと大阪ネイブのスタッフの間では、プライム・タイムの活動休止の原因にもなった?とも噂されている名曲(迷曲?…謎曲??)”M-1″(「3 Trinkets」に決定!)だ。結果はわき見運転と視界不良による事故りまくり。大体難しすぎるっつーの…って誰の曲だよ!
が、流石にこのまま終わる様な”INCREASE”ではない。1stセット終了後、なんと楽屋にGtの北島健二さんが遊びにいらっしゃったので、いい意味でリラックスしつつも新たに気合いが入った。
2ndセットはこの日の為に永井氏が書きおろした”INCAUTION”と云う曲からのスタートだ。初演な割にはちょっとボディーを擦った程度の傷で免れる事が出来た。これはきっと北島さんのおかげだな…。続いて石黒氏の”Field Of Dreams”へと突入。余談だが俺の一番好きな映画がケビン・コスナー主演のアレである。当然「高橋先輩のアレ」とは別物だ(※クロ高6巻参照)。石黒氏のセッションに呼んで頂いた際には、必ず演奏していたスケールの大きい曲で、久し振りに演奏出来てちょっと懐かしかった。
そして3曲目は、前回の「コモチャン」で軽~く臭わせておいた小森ボーカルのカバー曲、あのプログレッシブ・ロック・バンド『U.K』の大曲、”Carrying No Cross”である。今思えばどうやらこの曲があった為に、あの日は余計な緊張をしていたらしい…やっぱドラムと歌は別物だな。(つのだ☆ひろさん、辻野リューベンさん、稲垣潤一さん、そしてCCBってすげ~よ!)。
この『U.K』…と言うか、特にこの曲に対する俺の思い入れはかなり熱いモノがある。ミュージシャンのコラムな割に、今まであえて俺の崇拝するドラマーやアーチストに関するテーマを取り上げて来なかったが(って今回も取り上げる気は無いんだけど…。嫌いなんだよ、そーゆーのが。まぁいづれ取り上げざるを得ない時が来る様な気もするが…)、この楽曲に秘められた美しさ、切なさ、激しさ、そして余りにも劇的過ぎる場面展開。俺が過去に接した膨大な作品の中でも、間違い無くBest 3に入ると云うか、音楽家としての俺の人格を形成する上では欠かせなかった楽曲が”Carrying No Cross”なのである。おっと、もう語っちゃってるよぉ!
さて肝心の唄の方だが、シンセの構成音の聴こえ方がリハーサル時と違った為、出だしの一言がいきなりスットンキョンに外れてしまったのだが、メロディーに入ると意外に早く立て直す事が出来たので、まぁ何とか格好がついたかな?点数にしたら「努力賞」と云ったとこだろうか?(皇太子様風)。
それよりも何よりも、この曲を弾いてしまった石黒氏と云うのが素晴らしいよ。今回のライブの選曲時に酔った勢いでこの曲をやろう!と言い出しただけの事はあり(笑)、リハでは結構苦戦していたものの(あんな曲だから当たり前である!)、流石に本番では本物も真っ青な勢いで、熱いプレーを繰り広げていた。これもきっと北島さんのおかげで…もういいっ~つーの。
この後は俺も昔聴いていた”CAMEL”と云うバンドのバラッド(このバンドの曲は、『野獣王国』のアルバム”FULL FANTASY”でもカバーしている)、そして「綺羅~Kira~」のトリオ・バージョンをセーフティー・ドライブでクリアしてアンコールへ…。
アンコールでは永井氏のおなじみの曲”DANCE OF THE HARLEQUIN”をおみまい。超絶ユニゾンのスゲぇややこしい曲なのに4/4拍子だからだろうか、変拍子から解放された3人は尋常じゃないハジケっぷりで、怒涛の演奏にて幕を閉じたのであった。マジで凄かった…。
次回の『INCREASE』のギグはまだ未定だが、正式なデビュー・ギグになる訳なので、納得のいくクオリティの楽曲(セッションでやる様な曲では無く、あくまでもバンドでしか出来ないような曲にこだわっていくつもりだ)が揃うまでやるつもりは無い。おまけに共同で曲を作ると云う作業を好まないメンツと云う事と、俺がコンピューターでのやりとりが出来ないっつーアナログ野郎なので、意外に先に延びていく可能性が予測されるけれど、何とか形として残していける様に頑張るつもりでいるので、応援宜しくお願いします!
そう云えば今年の夏は、葉加瀬太郎バンドで何とあの『Mt.Fuji Jazz Festival 2003』への出演が決まった。出演はマーカス・ミラー・プロジェクト、ブレッカー・ブラザーズ・バンド、アヴェレイジ・ホワイト・バンド、シック、インコグニート他と云うそうそうたる面々…。同じステージに立てると云うだけでも興奮するし、きっと当日は出番が終わったら只のイチ音楽ファンに戻って、ずっとステージ・サイドからこのスーパー・アーチスト達のプレイに釘付けになっている事だろう。今からとても待ち遠しい。
っつー事で、憂鬱でジメってて灰色の空な毎日が続くけど、気分は梅雨の無い北海道なつもりで(外地の人々がホント羨ましい…)、真夏の到来を待ちわびようじゃないか…合掌!!!
2003.6.17 曇時々雨
後記:ここんとこブレーク前から注目していた「はなわ」君の『佐賀』に、佐賀生まれの俺とベースの池田達也は妙に盛り上がっちゃてる。ちなみに北島さんのバンド「フェンス・オブ・ディフェンス」のベース&ボーカルの西村さん、元ラッツ&スターの田代まさしさんも佐賀である…公表させろぉ♪