第11回 『Favor Of My Friends 2003 ~女装~?』の章

5月 8th, 2003 by admin

押忍!!!既に告知してあるけど、6/4日の「虫歯の日」(らしい…)に、須藤満氏のセカンド・ソロ・アルバム『Favor Of My Friends 2003』が発売される事となった。
 
3日間のミニ・ツアー&3日間のレコーディングと云う、計6日間に渡るスケジュール(トラック・ダウンは除く)の中行われた氏自身6年振りとなるソロ・アルバム、その内容の方は各自購入後に散々聴いて楽しんで貰うとして、今回はレコーディングではなくミニ・ツアーと称した公開リハーサル?!(今回は事前のリハーサル無しで挑む俺達メンバーの曲の思い出しとか細かい箇所の確認と云う意味だからな。ライブはあくまでもマジだから、リハーサルで金取るな!とか云うお門違いな突っ込みはやめろよ!俺達はあくまでもミュージシャン精神にのっとっ…その方がよっぽど疑わしかったりして)にスポットを当てて進めてみる事にしよう。
 
先ずは初日。去年の秋の『四座長公演』以来の久々の顔ぶれに、ちょっとだけ懐かしさを憶えつつも、先頃発売になったモンテディオ山形の公式テーマ曲”Rhushing Spirits”のみライブ・レコーディングと云う、しかも初日だけかよ?な仕打ちの為に、いきなりリハーサルの時点から本番失敗した時の保険用に録音すると云う暴挙に出たのだ。
 
いきなりのハプニング…。珍しく後半の箇所で何故か拍を見失った?俺のせいで、そのテイクはあっけなくオジャン。続いて直ぐに録音したのだがこちらも何だか今ひとつ…。結局本番のテイクにしよう、と云う事になったのだが、この後とんでもない事件が待ち受けていようとは一体誰が予測したであろう…(C級TV番組かよ!)。
 
ライブが始まり、1stセットの最後に問題の曲がやって来た。ライブ・レコーディングと云う事で、あらかじめMCで御客さんには普段はあり得ない様な大声援と大拍手をお願いして(笑)、その大拍手大喝采の中、俺の気合いの入ったカウントで曲は始まった。
 
ところがだ、俺のミスによりいきなりコケてしまい、なんと曲はたったの5小節で止まってしまったのだ。ガーンッ!やっても~たっ!!!(ゲーセンのドラム・マニアで、自分の叩いている”CANDY”がイントロすら演奏出来ず、しかも弟子の前原”まえてぃ”篤史にほぼ完奏された時以来のショックだ)。
 
ちなみに俺のこういうミスはかなりレア?!なので、この日会場に居たお客さんはある意味ラッキーかもな。だってこういうハプニングって妙に盛り上がるじゃん。って本当はこれも場を盛り上げる為の俺のさり気ない仕込みだったりして…いいえっ!あり得ません!!
 
流石に百戦錬磨故か全然めげない俺は気持をズバッ!と切り換え(あやや風)、須藤氏の仕切直したMCから、再びお客さんからの普段はあり得ない大絶叫、大狂乱、大痴…(さっきよか表現が大袈裟になってねーか?)の中、気合いの入りまくったカウントにより再び曲は始まった。
 
集中力…この時の精神状態を現すならこの3文字に尽きるだろう。もう後の無い焦りもあった為か、かなり細かく神経を研ぎ済まし、細部にまで緊張の糸を張り巡らし、見事なまでのポテンシャルでこの曲を完奏した。「よっしゃー!これで決まりだぜぃ!」…心の中で豪快にガッツ・ポーズを決めて(決して「ゲッツ!」ではない)、2部までの休憩タイムで楽屋に戻った俺はすかさず録音スッタフに「どう?バッチリだったでしょう?!」と笑顔で問いかけたのだった。
 
ところが俺の問いに対するスタッフの返答にはかなりの歯切れの悪さが…「まっ、まさか???」。そのまさかの野郎が来ちまったんだな、これが…。
 
なんと事もあろうかコンピューターのトラブルにより、曲のエンディング辺りが録音されていなかったと云う事件が発覚したのだ。「ガ~ン!」…だから俺はコンピューターが嫌いだっつーの。これには流石に百戦錬磨な俺もかなりめげた。「またやんのかよぉ~」…(ちなみに微妙にホッとしていたメンバーも若干名…)。
 
結局アンコールの時に、御客さんに録音トラブルがあった旨を伝え、再々々度、普段にはあり得ない大きな…(もうえ~っちゅーの!)で演奏が始まった。
 
「よし集中するぞ!」と思ってはみたものの、時はアンコール、みんな必然的に演奏が荒くなっている。盛り上がる気持を戒めなければと思いつつも、人間集中力が続かない時もあるし…。終わってみれば、何がプロだよ!って感じの出来っつーの?結局これが収録されると云う羽目に…。まだまだですわ(笑)。
 
そんな慌ただしくグッタリな翌日はおなじみの京都”RAG”。行きの新幹線で米川氏に「クロ高」の洗礼を…(詳しく知りたい方は精進ツアーの章をご覧遊ばせ)。「漫画なんて読むの10数年振り!」と云う米川氏をもすっかり魅了してしまった「クロ高」ってば…。(ちなみに精進ツアーを共にした俺と須藤氏の携帯ストラップは、この時点で既にメカ沢&メカ沢βになっているのは言うまでもない)。
 
ラグ入りした俺達に若干遅れて、少し早く京都入りしていた高橋氏が登場。早く入っていた理由を尋ねると「一週間位ジムに行けないから、京都のジムに行って来た」そうで…。おそるべし高橋亜土。キーボディスト、40歳、違いの解る男、ゴールド・ブレンド…俺も見習いますよ!
 
この日は録音も無いので、いつもの様にリラックスした愉しげなライブとなった。特筆すべきは俺の曲「菜々ちゃん」が高橋氏の強力なラテン・アプローチによって、初めて納得のいくクオリティーの曲に育て上げられたって事。いやぁ、この日の高橋氏の「菜々ちゃん」の解釈とプレーは凄まじいの一言に尽きる。マジすげ~っすよ、亜土さん!!俺はこのプレーを聴いてつくづくジムは大事だなって思ったよ。んっ???
終演後はいつもの様にラグで飲み&食事をした後、俺が高松のファンの人から情報を入手した、何とあの「仮面ライダー」に登場する「ショッカー」のアジトに行って来たのだ。その名も『秘密結社 ショッカー 京都秘密基地』。
 
ここはいわゆるカクテル・バーで(違う、あくまでもショッカーの秘密基地なのだ)、メニューに死神博士、蜘蛛男、イカデビル、などのショッカーに縁のある怪人達をイメージした爽やかなカクテルが楽しめる店だ。店内は一応ショッカーのアジトを再現しているらしいが、本郷猛を仮面ライダーに改造したベッドとかが見あたらなかったのは哀しかった。

で、肝心のショッカーなのだが、残念な事に30名以上の貸し切りじゃないと御目にかかれないらしい。何だよ、せっかく気分は「仮面ライダーごっこ」な乗りで、わざわざショッカー退治に行ったのにサ…。でもまぁ帰りに貰ったショッカーのステッカーが気に入ったから良しとするかぁ。(余談だけど、”Favor~”の秋に予定しているツアーでは、須藤氏がアジトを「貸し切る!」宣言をしているので、改造人間にされたい方は×××ー××××まで…)。
 
この後俺は「牛スジ煮込みラーメン」と云う、朝方にもっとも相応しくないラーメンを食べてホテルの部屋へと戻る。こんな時間にラーメン喰うって事は当然二日酔いである。
 
翌日は名古屋。名古屋駅に着いた一行は、俺の希望によりタクシーに乗らず大きな荷物を引きづりつつ名鉄セブンへと向かった。
 
理由は例の「精進ツアー」の名古屋公演で大きな波紋を呼んだ、「ななちゃん人形」の実物を確認する為である。
 
「名鉄セブンの前に立っていて、体長が7メートルもあり、シーズン毎に衣服が替わっていて、待ち合わせによく使われる人形だけど、その股下をカップルで通ると別れるらしい」という噂のななちゃん、遂にご対面して来ましたよ。しかも須藤氏に記念撮影までして貰った。(須藤氏曰く、「コモちゃんのソロ・アルバムのジャケット写真」らしい…。使わせて戴きましょう!)。
 
実際に観た感想は、意外にガッカリ…っつーか、こっちサイドで散々盛り上がっていたので、まぁあんなもんかな?って感じだったけど、名古屋のライブのMCでこの話題の後に演奏した「菜々ちゃん」はわざわざ見にいった甲斐もあり流石に大受けで、アンケートでは「名古屋の定番曲にして下さい!」と云う精進ツアーの時とはエラく違う反応に、すっかり気を良くした俺だった。名古屋っていいトコだよな!
 
(余談だがこの日のライブ、ステージ上にウォーター・ダンベルが用意されてたり、バトミントン・セットがあったり、ステージドリンクのくじ引きで日本酒引かされたりと云う、前原達の陰謀にはしゃぐ高橋氏の姿が妙に印象的だった事を付け加えておこう)。
 
ライブ後の打ち上げは高橋氏のお勧めで、『吉衛門』と云うすんばらしい居酒屋で…。やべぇ~、俺はかなりここのお店の雰囲気と料理にハマッってしまった。今食べたい物は?…って聞かれたら迷わず「吉衛門の料理」と答えるだろう。次回名古屋に行った時には必ず行きたいお店だ。(ちなみにここのママさんは「クロ高」のフレディを見てかなりショックを受けていた。相当クイーンの、っつーかフレディー・マーキュリーのファンだったらしい…御気の毒様!)。

そして翌日は名古屋から三日酔いのまま直接レコーディング・スタジオへ(ちなみに東京駅からスタジオへ向かう途中、六本木で『薫風』と云う創作料理の店を発見。しかもこの日のスタジオの帰りには祐天寺で『綺羅』と云う焼肉屋を発見した。ある意味凄いかも)…そんなこんなのミニ・ツアーだった。こりゃ秋のツアーが今から楽しみだ!!
 
じゃっ!
 

追記:以前取り上げた『花田少年史』がDVD、VIDEOになって発売されるよ。あの大林宣彦監督も絶賛するこの作品、見逃した人は絶対観た方がいいよ。マジで感動するからサ!
 

 
2003.5.8 曇のち雨

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