猿、もとい去る2/15~3/4日まで全国13か所で行われた『榊原・大橋・須藤・小森の精進ツアー ~冬の陣~』(場所によっては大橋イサムを除くトリオ公演)が無事終了した。各地のライブに遊びに来て下さった沢山のお客さん、ホントに有り難うございました!
インフルエンザが猛威を奮う中、ベースのストちん以外はまんまと3人とも絶不調なままスタートしたこのツアー、元々は「ラテンを勉強したい!」と云う榊原 大の願望(野望?!)により生まれた企画だが、それを全国ツアーと云う形にして共に精進した俺達ってばなんてエクセレント!
今回の素晴らしくチャーミングなツアータイトル(わりぃ、命名したのは俺…)、「精進」と云う看板を背負うからには何かしら荒行にも似た試練を…と云う訳で、何とツアー中同じメニューでやった公演は一度たりともない!!(はず…)。
しかもあえて個々のオリジナルを1曲だけにして他をカヴァー曲にし、尚かつツアー先で新しい難曲にチャレンジしてメニューに加える事により、より精進度の増したスリリングなステージへと自からを追い込んで行くと云う姿勢は、まさに「精進」の名に相応しい演奏旅行だったと言えるだろう。
他にも個人的には2つの精進内容を掲げて挑んでいた。
まず打ち上げで日本酒を飲まない!(いつもはビールから始まり、焼酎、日本酒、ウィスキーへと流れて行く俺だが、今回はビールと焼酎だけにする、と云う苦行に出てみた)。
そしてもうひとつ、これは奏法上での事だが、いつもは左足からスタートしている2バス・フレーズをあえて右足からスタートさせる!と云う、顔の表情に例えるならば失敗した「福笑い」みたいな感じになりそうな位ややこしいテーマに挑戦して、両方とも最後まで貫き通した。精進でしょ?!
さて、実際にツアーを振り返ってみよう。
まず初日の横浜。インフルエンザの榊原 大をはじめ、楽屋は病原菌の巣窟となっていたこの日。唯一2ステージ制だったこの会場。候補曲は幾つもあるものの、実際演奏してみないと見えない部分も多々あるのがライブ。かなり手探りなライブとなった。
1ステージ一時間の内容のはずが、1stセットが定時の一時間オーバー、2ndセットはなんと一時間半もオーバーすると云う、ある意味お客さんにはお得だけど、4連チャン乗り打ちの初日、しかも翌日は車で浜松へ向かう事を考えたら(ツアーを共に回ると云う士気を高める為にあえて京都までは車移動にしてみた)、終わった後妙に気が重くなった憶えが…。
悪天候の中、東名高速で向かった浜松。当初Merry Youで予定されていた公演だったが都合によりSpace-Kへと変更。さっそくのトリオ・バージョンにより、前日の横浜でのライブが殆ど反映されないままのステージとなる。本番の演奏内容が納得いかなかったせいもあってか、この日の打ち上げでは体調不良の為、なんと一ヶ月も禁酒していた酒を飲んじまう。これを機に怒涛の18日酔いへ…。
名古屋へ向かう途中サービスエリアに寄り、ストちんお勧め?の「うなぎバーガー」を食す。そして俺はパン屋のアンデルセンで浜松限定「うなぎサンド」をゲット。味の方はどちらも微妙である。それにしてもV.S.O.P入りの「うなぎパイ」は旨い。
名古屋では俺の曲「菜々ちゃん」を、名古屋駅にある「ナナチャン人形」のイメージソングに…と云う社交辞令で演奏したところ大不評。感じわりーぞ、名古屋。(ちなみに名古屋以外では大盛況であったのは云うまでもない)。
その名古屋の打ち上げでなぜか沖縄料理屋で盛り上がり、その後寄ったコンビニではメンバー全員の運命を大きく左右する出会いが…。
俺が偶然手に取った「魁!!クロマティ高校」と云うコミックスの6巻が、あまりにもツボに来たのでみんなに見せたところ、全員1ラウンド開始早々のあっと云う間のK.O劇…。あ、余りにもシュールでくだらなさ過ぎる!(←大賛辞)。後に全巻揃ってみんなで読破したのは云うまでもない。
京都の本番は多少流れが見え始めた事や、翌日が大阪への移動日と云う事もありかなりエキサイティングなものに。やっぱラグは盛り上がる!アンコールのクジ引きでは(今回のステージ、横浜以外は全てジャンケン大会で勝ち残ったお客さんに引いて貰って曲を決めた)、京都美人のおねーさんに引き当てられた俺の曲「Sketch」での締め…これが意外に盛り上がらなかった。ってなんでだよっ!!
大阪ではここまでインフルエンザ・ウィルスと対等に渡り合って来たストちんがよもやギブ・アップか?!とちょっと危うかったみたいだが、前日にみんなで食べた「味奉行」のギョウザのにんにくパワーが効いたらしく、ピンピンしていた。素晴らしいぜ、にんにく!!
ちなみに俺はこの日のステージは何故か乗り切れず、なんだか今ひとつ…。打ち上げで食った韓国料理で気合いの入れ直し。
次の日の岡山は、昨年秋の野獣王国のツアーで大盛り上がりを見せたデスペラード。今回も予想通りの盛り上がりっぷりに、メンバー全員大喜び。ちなみにここの店のカレーは超美味だが、打ち上げで出して貰った魚料理も旨かった。それにしても岡山のお客さんはやっぱ最高だな!
翌日は高松への移動日。瀬戸大橋をちらちら眺めつつクロマティ高校を読んでいたらあっと云う間に高松へ…。
この日は当然讃岐うどんを食しつつ、生まれて初めての「足裏マッサージ」を体験しに台湾エステへ。思っていたより痛くもなく、身体がぽかぽかに。結構いいかも…。
高松のステージは結構楽しかった。会場入りしてからミシェル・カミロの「Caribe」と云うややこしい曲を練習して本番でチャレンジ。結構ドキドキだったけど、出来は80点とまぁまぁ。精進、精進…。ラスカルさんから頂いた日本酒も美味だった。ありがとね!
この日は結構盛り上げり、打ち上げの3次会で榊原、須藤、小森の3人は朝6:00まで飲み上げたのだった。
頭ガンガンのまま一行は博多へ。ここのライブもかなり盛り上がった。ライブ後はお客さんの持っていたノートパソコンで初めて自分のHPのリニューアルされた様子を見て結構感動してた。
そう云えば先の名古屋のところで触れた「ナナチャン人形」に関してもアクセスしてみんなで見たんだけど、この人形身長7m、首は異様に長くて目、鼻、口のない、結構夢に出て来そうなこわーい物体だった。きっと名古屋の人はこんな人形のテーマソングには俺の「菜々ちゃん」じゃもったいない!と云う意味での否定的な反応だったんだな!と云うポジティブな解釈で、「名古屋での菜々ちゃん不評事件」は解決した。やるじゃん、名古屋!
ライブ後は東京に戻っていた大橋イサムからの貴重な情報による、0:05始まる「BSマンガ夜話」での「魁!!クロマティ高校」の特集を観るか、それともいつも行く「山ちゃん」と云う屋台に行って豚バラやさがりを喰うか!での討論が始まったが、結局会場での打ち上げとなった。
Dream Boatの店長の蓑原さんはオーナー&ギタリスト&釣師の肩書きを持つ変わった♂(ジョーダンズの武田鉄也さんの物真似やる方にそっくり)。当然打ち上げ後半からはマスターを交えての大セッションの始まり。
なんとこのセッションではマスターがギター、榊原 大がドラム、ストちんがキーボード、お客さんの大学生にベースを弾かせてのミッドナイト・セッションとなった。いやぁ~一時期ドラム教室に通っていた事のある大の8ビートは、実に味わい深いものがあった。ピアノより向いてんじゃねーか?(笑)
その後前夜の飲みがたたっていた事もあり、みんな徐々にはけていったのだが、俺は蓑原さんとロック談義で盛り上がり、結局朝5時まで飲んでホテルに戻った。
そしてロクに寝もしないまま電車に乗って熊本へ移動。今回はBattle Stageと言う会場だったが(前来た時は2000GTRという名前だった。小森ファン、野獣ファンならウケるだろ?!)、この日のステージはドラム椅子のトラブルを除けばかなり熱いものになった。ちなみにドラム・ソロのクオリティは今ツアーNo,1。
そして打ち上げ。ここまで10日間の区切りに相応しい店は、2年前のFavor Of My Friends Tourの時に偶然俺が見つけた「鞍」と云う珍しく馬焼を食べさせてくれるお店。熊本に来ると馬刺は喰いすぎて飽きてたんだけど、前回ここの馬焼にはまってしまい、今回も絶対喰うぞ~、と意気込んでいたら、平日はラストオーダー23:30という信じられない情報が…。
ライブも終わったばかりなので、どんなにはやく行っても24:00は回る。だがストちんの友達の交渉により、わざわざ俺達だけの為にあけてくれたんだよ。ホントに有り難う、「鞍」の従業員のみなさん!やっぱ「鞍」は最高だし、あの馬焼は旨いっす。
「鞍」を出てからは「Slowhand」というBarに行った。ここはほぼ完全な状態の打ち込みをバックに、マスターの岩本さんがギターや歌で、ジェフベックやクラプトン、イーグルスなどをめちゃめちゃ高いクオリティで演奏してくれると云うお店だ。
まず演奏してくれたのがジェフベックの「哀しみの恋人達」。この曲は俺も高校1年の時に完全コピーしたが、中盤までブラシによるプレーの為、それを打ち込みで完コピでやる事なんて…な感じなのだが、それを見事に打ち込んでいて、しかもギター・プレーは完璧。
何曲か聴かせて頂いてから、俺はドラムセットへと向かい、マスターと共にイーグルスの「ホテルカリフォルニア」を叩きながら唄うという行動に出た。マイクのトラブルでちゃんとは唄えなかったが、ふと気づくとなぜかハモリに参加していたストちゃんがきっとフォローしてくれていた事だろう。
その後はマスター、榊原、須藤、小森によるブルース・セッション。ステージ上が絶妙のバランスでめちゃめちゃ演奏しやすい。短い時間だったが、とても愉しい時間を過ごさせて頂いた。きっと今後、熊本に行ったら「鞍」と「Slowhand」は外せないな!
と、流石にちょっと長くなったのでその弐へと続く…。