緊張と疲労だらけだったけど(あきらかに飲みすぎと寝不足の為)、めちゃめちゃ愉しかった四座長公演 in 京都が無事に終わった。
米っちファン、亜づっちゃんファン、すとちんファン、そして小森ファンの、北は北海道、南は九州からわざわざお越し頂いた皆さん、ホントにありがとう!!!
以前にも触れたと思うけど、同じメンバーで4日連チャン、しかも同じ曲が一曲たりともなく、リーダーもジャンルも日毎に違うと云う、素晴らしいんだけどかなり無謀な、体力と気力だけが物を云う企画(だから深酒せずに睡眠時間をちゃんととれば何の問題もないんだって・・・)だったけど、今回は色んな意味で米川英之、高橋亜土、そして須藤満と云うメンバーのそれぞれの新たな素晴らしさも再認識出来たとても有意義な四日間となった。
そもそもこの無謀な企画が生まれたキッカケとなったのが、昨年3度のツアーを行ったご存じ須藤満の”Favor of my friends tour”の、最終日のラグでの打ち上げでの会話。ラグの秋葉氏と飲んでいる中、ストちんが「このメンバーだったらそれぞれがリーダーになってライブが出来る!」と言い放った一言によってホントに実現してしまったと云う、普通は飲みネタで終りそーなこの企画に乗って下さった秋葉氏の野望無くしては実現し得ないライブだったと云えるだろう。秋葉さんにはホントに感謝。
(しかも今回は連日朝まで小森の飲みにもつき合って下さって・・・これにも超感謝!)。
この怒涛の4日間の詳細については、それぞれの座長のHPを観て貰えば多分解ると思うので、今回は自分の座長日を中心に綴ってみよーかな(只今大忙し中の為時間がないっつー説も・・・すんません)。
さて、「座長倶楽部へようこそ!~Comorhythm 秋の狂宴~爆裂の章!」と云う無駄に長い公演タイトルで行われた四座長公演2日目の小森ライブだけど、2年半振りのリーダー・セッションという事もあり、いやぁホント色々とありました。
まず”Pryme Tyme”用に書き下ろした超絶変拍子&ポリリズム満載の超大曲「Mー1(仮タイトル)」(高橋亜土氏曰く「阿修羅」と云うイメージらしい)から始まり、途中トリッキーなキメのあるハード・フュージョンな「火花」(以前のタイトルは花火)を2曲続けてぶちかまして始まったこの日のライブ。演奏が終わると客席からは「凄い~!」と云う感激のあまりなのか呆れ果てたのかわからないビミョ~な声がちらほら・・・。
「よっしゃー!掴みはオッケー?!」と思いながら挨拶のMCをしよーと思ったら息が上がっててすぐには喋り出せない。実は俺には以前からドラム・ソロ直後とか激しい曲の後には息があがってすぐには喋れなくて、その焦りから何言ってんだかサッパリわかんなくなるっつー長所があるんだ。(ジャズの時とかは息もあがんなければ汗もかかないんだけどサ)。
小森ライブが2年半振りになった理由の一つもここにあったりするんだなぁ、これが。で、今回も案の定のっけから息があがり「あっ、やべー、喋れねー!」とちょっとパニクってしまったんだけど、大丈夫。こんな事もあろうかと、今回は一部で話すことを事前に紙に書いてまとめていたので、喋りの内容が???になる事なく無事進行して行ったのだ。ハハハ・・・(-.-;)。
3曲目は榊原大の”TOMORROW”にも収録されている”Rose Tea”の米っち・アコースティック・ギター・バージョン。今までこの曲はメロディをピアノでしかやった事が無かったんだけど、アコギでのアプローチもなかなか切な気で、今回はあの曲の違う一面を見る事が出来た気がする。 4曲目はめちゃめちゃポップな7/8拍子の「菜々ちゃん」改め「花ちゃん」、再度改め「B0Aちゃん」。そして5曲目はこれまた同じ7/8拍子のアジアんチックな”Moonlight-Symdrome”。これで何とか無事に1st Setの終了。
一旦楽屋へと戻りしばしの休憩・・・しかし座長はMD片手になぜか発声練習?
休憩後、ラグ店長の楽しいライブ告知タイムを見事なBGMで盛り上げ(笑)、そのまま2nd Setへとなだれ込むのであった。
2部の1曲目は、俺がその昔影響を受けたドラマーの1人、”Billy Cobham”先生のやってた”Billy Cobham’s Glass Menagerie”と云うバンドの”Observations&Reflections”と云うプログレッシブ・ジャズの大曲で幕を開けた。これは俺がアマチュア時代にやりたくてコピーしていたんだけど、当時一緒に演奏出来る奴が居なくて結局一度も演奏する事が出来ずにいた曲。確かにこの曲のベース・ラインはめちゃくちゃカッコいいんだけど運指的には相当に大変らしく、あの須藤満をもかなり手こずらせていたのだが、本番ではそんな事をみじんも感じさせない安定したプレーを奏でていた。流石だぜ、すとちん!
途中でドラム・ソロをはさんで見事にこの曲を演奏しきったら、いよいよこの日の目玉、70年代に活躍した”KANSAS”と云うアメリカン・プログレ・バンドのバラード”Dust in the wind”をやる時がついにやって来た。目玉っつーからにはただ演奏する訳じゃないぜ。米っち&亜づっちゃん&俺がフロントでアコギを弾き、すとちんがシンセを弾きながらでの演奏、勿論ボーカルは俺と云う超スペシャルな企画。公演タイトルにある「座長倶楽部」とは、実はこれを指していたんだなぁ。(そう言えばMCでこの話するの忘れてた)。 大体俺がギターを弾きながら人前で唄うなんて無謀な事は、プロ生活19年の中で一度もない訳で、その分プレッシャーもあり、もうこの曲の為だけに指先にマメを作りながらも連日ギターの練習をして挑んだのだから、失敗は許されない。だがそんな大事な場面だと云うのにやっちまったんだなぁ、これが・・・。
普通アコギの時は足を組んでギターを抱えるのが一般的なんだけど、緊張していたせいか足を組まずに思いっきり前かがみな姿勢で弾き始めてしまったんだ。これでは弾きにくいばかりでなく、声も出にくいと云う利点がある。(なんじゃそりゃ)。
しかもコードを押さえる左手にはいつもドラムを叩く時にしているグローブが・・・これじゃあコードがちゃんと押さえられないじゃん。だけど「やべっ~!」と思いながらも唄う瞬間はやって来る。そしてとうとう気合いを入れ直して唄い始めた。。。。。
とその時、何と俺の口の中にはいつもステージ中に集中力をアップさせる為に噛んでいるガムが・・・
う、唄いづれ~じゃねーか!!
結局ギターは弾き辛い、コードは押さえにくい、歌は唄いにくいと云うとんでもない3拍子に見舞われ、
一生懸命練習して挑んだこの日一番の企画は、まさに”Dust in the wind”としてあっけなく消えてしまったのだった。無念・・・。
唄い終わった後そーとー凹んだままドラムの所へ戻った俺だが、まだまだライブは続く。こんな事ではいかん!と気持ちを切り換えて次の曲へ、と思ったがこれ又偉い曲が来ちまった。次に用意していた曲は、何と11/7日発売の「野獣王国」のニューアルバム”Candy”に収録される俺の曲「綺羅~Kira~」のオリジナル・バージョン。そう、何と野獣王国ですらまだみんなで一度も演奏した事が無い曲な訳だし、勿論本邦初公開。しかも野獣のレコーディング当日に、難しいと云う理由で却下になりそうになった程の大曲。「偉いとこに持ってきちまったな」と自分で決めた曲順を悔やみつつも、俺の口からはカウントが叫ばれた。
「ひぃ~、ふぅ~、みぃ~、よぉ~」・・・。
問題の「綺羅~Kira~」の熱演が終わるとお客さんはなぜか引いていた。曲のパワーに圧倒されたのか、それとも曲がクド過ぎて受け付けなかったのか・・・微妙なとこではあるけれど、多分両方だろう(笑)。まぁ真意については実際「綺羅」を聴いて判断してみてくれ。ちなみに米っち、亜づっちゃん、すとちんの3人は、本番終わってからもこの曲のリフが放れなくて困っていた様子だった。ありゃ間違いなく「綺羅」のウイルスにやられたな(笑)。
そして本偏もいよいよ佳境へ。次に演奏したのは、「綺羅~kira~」が出来なかったら野獣の”Candy”に入るかもしれなかった”Expecting the spring”と云う、多分今ある自分の曲のメロディーの中では一番気に入っている、優しくも力強いナンバー。そしてこの曲が終わると、一転してアップ・テンポのストレートな8ビートの”Camel Lady”へとなだれ込み、曲中では怒涛のベース・ソロ&ドラム・ソロが炸裂し、最後は盛大なユニゾンとくどいかき回しでもってめでたく完奏を果たしたのだ。
これだけ熱いステージを繰り広げたのだから、お客さんの方からは当然同情と哀れみの盛大?なアンコールが鳴り止むはずもなく、あらかじめ用意していた小森の代表作”2000GT”を演奏。本編のややこしい曲から解放されたからなのか個々のテンションが異様に高く、今まで演奏した中で一番凄い”2000GT”が奏でられ、大盛況?の中、無事小森座長の公演が幕を閉じたのだった。あ~、疲れたぁ。
実際に四座長公演を終え、自身2年半振りのリーダー・セッションを、しかも初の地方公演(有り難い事に小森が日本で一番好きなライブ・ハウスっつーのが嬉しいよな)でやらせて頂いた感想なんだけれど、正直大変だけどやっぱいいもんだな!
っていうのが率直なとこかな。MCでは「次は3年後位に・・・」なんて言ってたんだけど、本音は何とかソロ・アルバムを出してもう少し早めにツアーと云う形で実現させれたらいいな!と思っているし、今後はもっと短いサイクルで定期的にやれる様に頑張るつもりでいる。あと今回のライブではセッション向きでない選曲が多々あり、米っち、亜づっちゃん、すとちんにはかなり無理難題なお願いとなってしまった訳なんだけれど、少ないリハーサルの中であれだけのクオリティーを引き出してくれた3人のプロ根性にはホントに感謝している。次回のリーダー・セッションの時も是非このメンバーでやれたらな、と思っているし、又「四座長公演 at RAG」も実現出来たらなと思っている。
そしていよいよ「野獣王国」の”Candy”が発売される。みんな是非聴いてやってくれよ、「綺羅~Kira~」を・・・(笑)。次のこのコーナーの更新は野獣のツアーと”gom”のデビュー・ライブが終わって落ち着いてからだな。その頃はへとへとだと思うけど、お楽しみに!!!
あっ、関係ないけどお勧めのTV番組をひとつ紹介するよ。こっちでは日本TVで火曜日の深夜1:00頃からやってる「花田少年史」と云うアニメがあるんだけど、これ結構面白いかもよ。
じゃあまた。押忍!!!
